千本高原キャンプ場で満喫する2泊3日の秋キャンプ(2019年)

2019年9月の連休、3回目のキャンプを計画しました。
残暑が続き、最高気温が25℃を超える日中。
少しでも涼しいところはないかと四国内の高原にあるキャンプ場を探していると、愛媛県久万高原町に条件に合うキャンプ場がみつかりました。

最低条件の炊事場・トイレ付きで、且つ、無料。
そのキャンプ場とは、千本高原キャンプ場です。
現在は有料で受付が必要ですが、当時は先着順で、しかも無料で利用できました。

一般的に標高が100m上がると、気温が0.6℃下がると言われています。
久万高原町の平均標高は約800mなので、単純に平地より約5℃低い計算となります。浅はかな考えで涼を求め、2泊3日の予定で、千本高原キャンプ場に向かうのでした。

千本高原キャンプ場に出発

松山市内から砥部方面に向かい、三坂峠を超えて久万高原町内へ。
トイレ休憩がてら、道の駅「天空の郷・さんさん」にて昼食を買い、直ちに出発。

久万中学前交差点から愛媛県道12号線(西条久万線)に入り、久万高原警察署 川瀬駐在所の交差点から愛媛県道209号線(美川松山線)を北上すること800m、千本高原キャンプ場の小さな案内看板があるので、そこから山道を約1.3km進むとキャンプ場に到着です。

千本高原キャンプ場のフィールド状況到着時刻は午前11時。
我ながら計画通りに到達できたと自賛してましたが、キャンプ場には既に多くの先着がいます。
車でフィールドを1周するが、テントを張る十分なスペースはありません。
前日の雨の影響でキャンプフィールドに水溜りがあったり、泥濘になってたりと、サイトコンディションはよろしくありません。

キャンプフィールドの空きスペースを発見どこにテントを張ろうか見渡していると、1か所だけ設営できそうなスペースを見つけますが、隣との距離が近すぎる!
贅沢はいっていられないと、隣人に挨拶して隣のサイトが空いているのかを確認。
隣のテントとの間に車を挟み、テントをさっさと設営します。

3回目のテント設営とはいえ、1時間弱はゆうにかかりました。テント設営後、道中で購入した昼食の弁当を頬張りながら、ビールで喉を潤しますが、それでも汗が止まらない!
秋とはいえ、気温が20℃後半はあるでしょうか。

キャンプ場の施設紹介

千本高原キャンプ場には水洗トイレと共同炊事場があります。

共同炊事場炊事場には屋根があるので雨天時も問題ありません。
また、照明も付いているので夜間でも安心です。
流し場の後ろにはテーブルと椅子があるので、調理の下ごしらえ等に使えて便利です。

トイレトイレは水洗の洋式。
男女別に分かれており、バリアフリートイレも設置されています。

追加キャンプアイテム

コードレス式扇風機

コードレス式扇風機早速、今回のキャンプで追加したアイテムを取り出します。
そのアイテムとは、コードレス式扇風機。
電源100V&電池兼用で、新品の電池なら連続50時間運転可能なのですが、最弱運転という条件付きです。

どちらかといえば、扇風機よりは卓上扇といった感じで、自分だけ涼むには十分(無いよりはまし程度)ですが、首振り機能がないので家族連れには向きません。

車中泊マット

FIELDDORの車中泊マット(キャンピングマット)さらに今回、新アイテムを追加しました。
それはFIELDOORの(自動膨張式キャンピングマット)です。
前回のキャンプの反省点から、次回のキャンプのためにと吟味して調達したものです。

使い方は簡単!
エアバルブを外すと自然に膨張するので、十分に膨らんだらエアバルブを閉めるだけ。
片付けはやや面倒ですが、安眠のためならそれだけの価値はあります。

キャンプ場で水晶探し

キャンプフィールドで水晶探し千本高原キャンプ場では、水晶が採れることでも有名です。
愛媛県西条市と久万高原町の境にある石鎚山系には水晶を含む石英脈があり、水晶が含まれた層が千本高原キャンプ場に露出しているそうです。

キャンプ場の地面をよく見るとキラキラとした2~3mm大のガラスの破片のような水晶が落ちているおり、子どもと二人で水晶探し。

ガラスの破片のような水晶短時間でしたが、二人で合計10粒程度の水晶を発見することができました。

キャンプ1日目の夕食(焼肉)

千本高原キャンプ場の入口付近

夕方になってもキャンプ場を訪れる車・バイクは後を絶ちません。
車道の外周はほぼ埋まり、内側も車道にはみ出しながら徐々にテントで埋め尽くされていく。
たった3回のキャンプ経験しかない私は、よく設営場所をみつけるものだと感心してしまいます。

キャンプ1日目の夕食は定番の焼肉(バーベキュー)。
何度もいいますが、我が家の焼肉は炭で焼きません。
カセットコンロにグリル(?)を載せて、ガス火で肉を焼くスタイルです。
火の粉が飛ぶ心配がないから、テントのリビング内で焼肉を味わうことができちゃいます。

リビングはメッシュにしてますので、大きな虫はテント内に入ってこられません。
ただ、テントの下に若干の隙間があり、小さな虫はどうしても入り込んでしまう点が残念。

テント内で焼酎の湯割りを堪能夕食後、焼酎の湯割りをちびちびしながら、いつのまにか酔いつぶれて寝ていた…

翌朝、昆虫採集

テントの結露翌朝、「虫を採りに行こう!」という子供の声で起こされた管理人。
何時だろうと時間を確認すると、まだ6時過ぎ。
テントの外に出ると、結露???

「虫を採りに行こう!」「三輪車に乗りたい!」次から次へと要望が飛び出します。
他のキャンパーの迷惑になるので、子供と散歩することに。
千本高原キャンプ場より山側をぐるりと歩くコース 約700mを一緒に歩きますが、相手は幼稚園ですら通っていない幼子。
200m程度歩くと、「疲れた!抱っこ」と道端に座り込み、一歩も動きません。
仕方なく、抱っこしてテントに戻りましたが、嫁はまだ熟睡中。
朝っぱらから疲れたー。

次の子供の一言は「お腹すいた~」。
朝食のメニューは、鉄板で温めたレーズンバターロールに、卵焼き、ウインナー、生野菜サラダ。

朝食ができる頃、「いい匂いがしていた」と起きてくる嫁。
タイミングがいい?のは、いつものことです。

キャンプ場で昆虫採集(トンボ)朝食後、子供が「トンボ採って」「チョウチョさん採って」っとせかんでくる~
キャンプサイト内には、トンボが群れて飛んでいます。
昔取った杵柄で虫取り網を振り回しますが、トンボの方がすばやく、空振りばかり。
飛んでるトンボにタイミングよく網を合わせ、横からさっと網をかぶせて、ようやく1匹ゲット。
観察後、トンボは大空へリリースするのです。

おばあちゃんの高原りんご

おばあちゃんの高原りんごの手作りアップルパイ千本高原キャンプ場の上には、りんごとぶどうの体験果樹園「竹森ガーデン」があります。
その手前に、おばあちゃんの高原りんご(下畑野川の果樹園)があり、こだわり手作りアップルパイ(1パック3個入り)が売られています。散歩がてら手作りアップルパイとりんごをゲットし、おやつタイムに食するのでした。

古岩屋温泉

おやつタイム後、お風呂へと。
千本高原キャンプ場から7kmのところに古岩屋温泉があります。
自然石を使った岩風呂に入り、しばしの間、ゆったりとするのです。

入浴後、麦茶を調達するため、市街地に向かうことに。
ペットボトル2L入りの麦茶を3本用意していたのですが、明日まで持ちそうにありません。
久万高原町内のホームストックで麦茶と3時のおやつを購入し、千本高原キャンプ場に戻るのですが、またまたテントと車が増えている~。

千本高原キャンプ場が混雑夕方になるに連れて徐々にテントが増殖し、次第に車道が侵略されていく感じです。

バーベキューの匂い漂うキャンプ場やがて炭や煙の臭いが漂い始め、何とも言えないおいしい匂いに食欲をそそられます。
いたるところでバーベキューを楽しんでるようですが、我が家は昨日、堪能済み。ということで、今晩の夕食は鍋をチョイス

鍋と言っても冬定番の鍋ではなく、郷土料理のいも炊きです。
いも炊きとは、鶏肉、里芋、こんにゃく、椎茸などの食材を煮込んだ鍋料理で、愛媛県の秋の恒例行事でもあります。夏休みの終わり頃になるとスーパーの店頭に里芋やいも炊きのつゆが並び、秋の風物詩となっています。

私は今回、キャンプで芋炊きをするかどうか、非常に悩みました。
何故なら、里芋をどのような形でキャンプ場に持ち込むかです。
キャンプ場で里芋の皮を剥くのは時間が掛かるし、家で下ごしらえするのも手間だし…

ということで、今回は里芋の冷凍野菜を活用。
凍ったままの里芋をクーラーボックスの奥深くに入れていたおかげで、2日目の午後にはちょうどいい感じで解凍されてました。

焚火・ランタンでライトアップされたキャンプ場焚火の炎やランタンでライトアップされたキャンプ場で、月見をしながらいも炊きを囲むのもいいものです。

明日は千本高原キャンプ場での最終日。
名残惜しいが、明日は撤収しなければ…

ひたすら飲み食いした2泊3日。
帰りたくない病を抑えながら、千本高原キャンプ場から撤収するのでした。

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