初キャンプは「石鎚ふれあいの里」キャンプ場(2019年)

2019年7月のある日、「キャンプに行かない!」と嫁が声を掛けてきました。
嫁の突然の発言で少しだけキャンプに興味をもった私。

今までキャンプはもちろん、アウトドアとは無縁の生活を送ってきました。
週末になるといろいろな公園や観光スポットにも足を運び、家族サービスしてきましたが、近場の遊び場は行きつくし、この最近は行くところがない。旅行にはお金が掛かる。
特に夏場は外に出るのが億劫で、クーラーの効いた室内で過ごしたい!

こんなとき、嫁が「キャンプに行かない!」と声を掛けてきました。
「えっ!キャンプ?」
嫁の一言でキャンプに興味がわいたのです。

早速、ネットで調べると四国にはキャンプ場が結構ある!
キャンプ用品を調べたり、体験記を読むうちに、キャンプに行きたいという気持ちが高まってきました。そして、いつのまにか通販サイトでテントをポチッてたのです。テーブルに椅子に、ランタンにと..

初キャンプに出発

そうして2019年の夏の暑い日、通販サイトやホームセンターで揃えたキャンプ用品をミニバンに積み込み、愛媛県西条市の加茂川沿いにあるキャンプ場「石鎚ふれあいの里」へと向かったのです。

土曜日から1泊2日で「石鎚ふれあいの里」キャンプ場を利用したかったのですが満室で予約できず、金曜から1泊2日でのキャンプと相成ったのです。

「石鎚ふれあいの里」キャンプ場の入口国道11号線から愛媛県西条市の県道142号「石鎚伊予小松停車場線」を北上すること約10km、赤く塗られたトラス橋「千野々橋(ちののはし)」。この橋で加茂川の対岸に渡り、川沿いに戻る方向に進むこと約400m、「石鎚ふれあいの里」の看板がみえてきます。

県道142号線に入るとスーパーやコンビニ等の店舗は見当りません。キャンプ用食材を現地調達する場合、国道11号線沿いの店舗をご利用ください。

キャンプ場の施設紹介

ケビン(ログハウス)施設内には約20台ほどの車が止めれる駐車場があります。駐車場のすぐ側にはケビンが6棟あり、キッチン、バス、トイレつきのログハウスとなっています。

管理棟(受付)ケビンの横の管理棟。管理棟の1Fが受付と食堂、2Fが浴場となっています。
受付でチェックイン。スタッフに「今日、何組がキャンプをするのか」尋ねてみると、僕ら以外に1組いるとのこと。

駐車場に車が多く止まっているのでサイト内が混雑するのではと心配してましたが、キャンプ場の利用者は少ないらしい。駐車場の車の持ち主はケビンの利用者か、川遊びの家族連れだろうか…

トイレと自動販売機管理棟の横方向にはトイレがあり、ドリンクの自動販売機が設置されています。
トイレの前は焚火スペースとなっており、石窯や“かまど”が集まっています。

共同炊事場炊事棟(野外活動・BBQスペース)には流し2台と、洗った食器などを置ける台があります。
屋根付きなので雨の日でも安心です。

バーベキュー施設炊事棟にはBBQ(バーベキュー)設備が設置されており、テーブルタイプやドラム缶タイプなど、さまざまな形でバーベキューが楽しめるようになっています。予約しておけば、手ぶらでバーベキューも可能。

キャンプ道具運搬用のリヤカー「石鎚ふれあいの里」のキャンプサイトには車の乗り入れができません。リヤカー2台が常備されているので、キャンプ用品はリヤカーで運搬することになります。但し、リヤカーは2台しかないので、土日や連休などの繁忙期にキャンプ場を利用する際は、アウトドアワゴンを持参することをおすすめします。

石鎚ふれあいの里のキャンプフィールドこれらの施設の奥にある校庭跡がテントサイトで、約10張のテントが設営できます。テントサイトは一段下がった場所にあり、スロープを通って行き来することになります。

リヤカーを利用して荷物を搬する場合、スロープの傾斜でリヤカーが傾き、積載したキャンプ用品が滑り落ちることがあるので要注意!!

テント設営

コールマンのテントキャンプサイトには既にテントが1張。
前日からキャンプ場に来ている家族連れのようです。
リヤカーで2往復し、地面に敷いたブルーシートの上にキャンプ用品を降ろすこと2回。

新品のコールマンのテント(タフスクリーン2ルームハウス/MDX)をキャリーバッグから出し、ポールを組立て。テント(フライシート)のスリーブにポールを差し込み、リビング側を立ち上げます。ここまでは順調。何度もテントの設営動画を視聴し、手順を頭に叩き込んできた甲斐がありました。

しかし、テントの寝室側を立ち上げるあたりから手順が怪しくなってきます。スマホで設営手順を確認し、ようやくテントの形が出来上がりました。

次はペグでテントの固定です。付属のハンマが役に立たないとの情報を得ていたので、ゴムハンマを用意。このゴムハンマでプラスティックペグを地面に叩き込むのですが、地面が硬く、なかなかペグが地面に突き刺さりません。おまけにゴムハンマの打撃面が傷んでいます。

炎天下の中、延々とペグを打ち続け、ようやくテントの固定が完了。
だが、まだ終わりではありません。インナーテントが残っているのです。

これまでの設営作業で、汗だらだら、しかもフラフラ。熱中症の一歩手前か。
水分を補給し、小休憩。しかも今は一番暑い時間帯の14時で、夏の日差しを遮る陰すらありません。

炎天下の設営作業。
「キャンプのどこが楽しんだ!」
これがキャンプに対する僕の第一印象です。

テントの設営開始から1時間半、ようやくテントが完成。
だが、まだこれで終わりではありません。
椅子やテーブルの組み立て、テント内への荷物の収納等々。

キャンプ場到着から2時間弱。
かなりの体力と気力を消耗しながらも、ようやくサイトの設営が完了しました。
そして、クーラーボックスから缶ビールを取り出し、「まずは一杯」。
一汗かいた後のビールは美味しいっと…

川遊び

キャンプ場に隣接する渓流サイトの設営が終わり、家族全員が水着に着替えます。
「石鎚ふれあいの里」を選んだ理由、それはキレイな川のあるキャンプ場だから。

キャンプ場の横を加茂川の清流が流れており、キャンプサイトからすぐに河川にアクセスできます。但し、河川は「石鎚ふれあいの里」の管理区域外なので、事故・ケガ等に関しては自己責任となります。

キャンプ場から加茂川へのアクセス加茂川の護岸沿いを30m程度歩くと階段があり、この階段を降りると川の中に入ることができます。

今回のキャンプで一番良くなかったのはこの護岸沿いです。
階段に近い箇所には大小さまざまな石がゴロゴロしており、バランスをとりながら慎重に歩かないと、転んで怪我をするおそれがあります。小っちゃい子供は抱っこして連れて行く方が安心かも。
また、階段の踏み面も狭く、若干傾斜も急なので転落に要注意!

キャンプでの川遊び浮き輪や水中眼鏡、水鉄砲などを持った子供が川の中で遊んでいます。
川の流れは緩やかですが、水深の深い場所もあります。川遊びする際は、子供にはライフジャケットの着用を、大人もあった方が安心です。ちなみにライフジャケットは「石鎚ふれあいの里」で借りられます。

清流加茂川の水中撮影キャンプ場の横を流れる加茂川は、透き通ったきれいな水ですが、日差しとは裏腹にかなり冷たいです。小さな魚も泳いでおり、網、バケツ、水中メガネなどがあれば、お魚観察会も楽しめちゃいます!

コールマンのテントからキャンプサイトを覗く午後3時過ぎ、寒くなったので水遊びを中止。水着を干し、大人は椅子に座ってくつろぐぎ、子供は遊び足りないらしく、外で走り回っています。

夕食にバーベキュー

17時過ぎ、夕食の準備を開始。
メニューは、キャンプの定番、バーベキューです。
我が家のバーベキューは炭を使いません。
カセットコンロの上に焼肉グリルを置いて、バーベキューを楽しむスタイルです。炭を使わないのは後始末が面倒なのと、子供が小さいので火傷が心配だからです。

後片付け後、家族団らんを楽しみ、管理棟2Fにある風呂に入って21時過ぎには就寝。
川のせせらぎを聞きながらすぐに入眠する私です。

石鎚ふれあいの里のキャンプサイト翌日、川のせせらぎと鳥のさえずりで目を覚ます私。
起き上がろうとすると体中がバキバキと痛い!
昨日のテント設営から川遊びと身体を酷使したからか、その時はそう思ってました。

森と加茂川の清流に囲まれたキャンプ場やがて子供も目を覚まし、一緒にテントを這い出て川沿いを散歩。
川のせせらぎ以外何も聞こえません。耳をすませて歩くだけでリラックスできます。

翌日、キャンプの撤収

嫁も起きたので朝食作り。
初キャンプの時、朝食に何を作ったのだろう?
正直言って、朝食に何を食べたか記憶に残ってません。

朝食後、撤収しようと片づけを始めたのですが、テントの内側に滴り落ちるほどの結露が…
他のキャンパーは結露をどうするのか観察したかったのですが、もう一組のキャンパーは撤収する様子がなく、もう1泊するようです。とりあえず自然乾燥させるべく、テント以外を残してキャンプ用品を車に積み込む。

加茂川の清流時刻は10時。まだテントの内側が乾いていないので、水着に着替えて川遊びを始めます。
「キャンプの魅力に惹かれ、もう1泊したい」と、川遊びしながら思うのですが、その願いは叶いません。何故なら、「石鎚ふれあいの里」のキャンプ場を予約したとき、今日は満室だと告げられていたからです。

11時、初キャンプは名残惜しいのですが、テントを片付けて撤収。
これが僕ら家族の初キャンプの体験記です。
このキャンプを機に、年数回、主に3連休はキャンプを楽しむようになりました。
その話は次回以降で…

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