神石高原ティアガルデンで遊びと体験を満喫する2泊3日のキャンプ

今回は、神石高原ティアガルテンにあるキャンプ場を訪れた時のお話です。

2020年9月の連休。
9月中旬ですので、海でもなく、川でもなく、2泊3日で予約でき、且つ、家族全員で楽しめるキャンプ場を探していたところ、条件にぴったりのキャンプ場がみつかりました。

場所は広島県の神石高原町。
自然体験型のテーマパーク「神石高原ティアガルテン」内にあるキャンプ場です。
今回が四国4県以外での初キャンプとなります。

神石高原ティアガルテンへ出発

今治市と尾道市を繋ぐ「しまなみ海道(西瀬戸自動車道)」を経由し、山陽自動車道へ。
福山ICで山陽自動車道を降り、国道182号線を約30km、時間にして40分ほど北上します。

途中、福山市内の定食のお店で昼食タイム。
チェックインの13:00到着を目標に、神石高原ティアガルテンのキャンプ場へと向かいます。

国道182号線から岡山県道・広島県道106号線(布賀油木線)に入り、850m先のT字路で右折。
そこから約3kmほど車で走ると、神石高原ティアガルテンに到着です。
分岐点には神石高原ティアガルテンの案内看板があるので、道に迷うことはないでしょう。


管理棟でチェックインするため、一旦、駐車場に車を止めようにも満車です。ハイシーズンということもあり、多くの人出で賑わっています。(上記の写真は、翌朝撮影した駐車場の写真です。)

管理棟でキャンプの受付

神石高原ティアガルテンの管理棟「まきばの夢工房」に入ると、ハイシーズンということもあり、多くの来園者で行列ができています。受付は左側と右側に分かれており、行列ができているのは右側の受付です。左側の受付でチェックインと精算、右側の受付で園内の利用に関する説明をしているようです。

左側の受付でチェックインと精算が完了。
そのあと、「隣の行列に並んでキャンプ場の説明を受けてください」というスタッフの一言が…

ってことは、隣の行列は全員、キャンプ場の利用者(?)ってことになります。神石高原ティアガルテンのキャンプ場はフリーサイトなので、いい場所が取れるか心配です。

ようやく順番がきて一通りの説明を受け、神石高原ティアガルテンの園内マップ等を受け取って手続き完了です。

施設紹介

神石高原ティアガルテンには、キャンプサイトA・B・Cの3種類があります。

キャンプサイトCは駐車場(P1)に最も近いですが、トイレが最も遠くなります。平坦に整地されたテントスペースに、コンクリート製のテーブル&ベンチがあります。

キャンプサイトBは神石高原ティアガルテンの中でも一番人気です。平地が多く、開放的な空間となっています。トイレに最も近いサイトです。

キャンプサイトAは一面芝生のサイトで、傾斜があるところもあります。駐車場からは遠いですが、炊事棟やトイレには比較的近いです。

芝生広場の一部が特設キャンプ場として開放されることがあります。全面芝生で開放感はありますが、来園者の行き来がありますのでプライベート感はあまりありません。


神石高原ティアガルテンには、愛犬と宿泊可能なログハウスがあります。


園内に3か所の炊事棟があります。各サイトに点在してますのでアクセスは良さそうです。


4分200円で利用できるシャワー棟です。100円硬貨のみ利用できます。


駐車場は2か所あります。キャンプサイトC側のP1駐車場(上記写真)と、テニスコート跡地のP2駐車場です。


キャンプ道具の運搬に使えるリヤカーや台車が複数個所に置かれています。台数は多くないので、キャリーワゴン等を持参されるほうが良いでしょう!

テント設営

管理棟で受付後、猛ダッシュで車に戻り、管理棟前の一方通行から神石高原ティアガルテン園内に入ってP1駐車場を目指すも、当然のごとく満車状態。

P2駐車場に向かうためキャンプサイトCをぐるりと回っていると、キャンプサイトCの植物園側に絶好の設営スペースが空いている!
しかもすぐ横には、コンクリート製のテーブル・ベンチが。
だが、P2駐車場に車を止めてキャンプ道具を運搬するのは大仕事である。

芝生内への車の乗り入れは禁止だし、場内の道路は道幅が狭いので車を止めての荷物の積み下ろしは後続車に迷惑がかかる。「さて、どうしようかな?」と考えながら前方に目をやると、道路の路肩に車1台分の駐車スペースを発見。
ということで、路肩に車を止め、荷物を降ろして、その後、車はP2駐車場に止めるのでした。


P2駐車場は、キャンプサイトと反対のログハウス側にあります。
私が場所取りしたサイトとP2駐車場の距離は直線で約200m。
リヤカーならまだしも、キャリーワゴンや台車で往復することを考えると、ゾッとしますね。


キャンプをはじめて2年目。
今回で7回目のキャンプということで、テント設営も7回目です。
テントの設営は慣れるとスムーズにできますね。
役割分担もいつのまにか決まってますし。

嫁がテントのポールを組み立ている間に、私がリビング側のテントを立ち上げる。
テントが立ち上がると、二人で寝室側を組み立てる。

テントが出来上がると私がペグで固定し、その間に嫁がテーブルや椅子を組み立てる。
二人作業でインナーテントをセットし、荷物を運び入れて完成です。

キャンプ一日目の夕食タイム


テント設営後、キャンプサイトで無邪気に遊ぶ子供の姿があります。
虫取り網に松ぼっくりを入れ、肩に担ぐ姿が可愛らしいものです。


夕食前にシャワーを浴び、定番の焼肉タイムです。
今回は少し奮発し、お肉屋で国産牛 焼肉カルビを買いました。濃厚な脂身がふわりと溶け、凝縮されたお肉本来の旨みが味わえました。

焼肉の後は、1人晩酌タイムです。
少し肌寒いので、やかんでお湯を沸かし、焼酎の湯割りにします。
子供のお菓子をおつまみに、1人で晩酌するお父さんでした。

森林セラピーロード

翌朝、トイレに行くためテントから外に出ると、キャンプ場は霧に包まれてました。

9月中旬の高地の朝は想像以上に肌寒く、ぶるぶると身震いするほど寒気を感じます。
日中は軽装でも大丈夫ですが、夜間や早朝は厚手の羽織れるものが必要です。

8時過ぎ、ホットサンドと野菜サラダを食べ、9時過ぎに散歩に出掛けます。
行先は全長3.9キロメートルの森林セラピーロード。

ログハウス沿いの道路が森林セラピーロードにつながっています。森林セラピーロードは車両進入禁止ですが、サイクリングロードとなっていますので自転車は通行可能です。
もみじ並木をくぐりぬけるコースを、景色を楽しみながらゆっくり散歩します。

森林セラピーロードを散歩していると、栗のイガが落ちていました。
子供はイガに興味津々。
栗のとげ(イガ)に触れて、「痛い!」と叫んでいます。

神石高原ティアガルデンでは、まだ紫陽花(あじさい)が綺麗に咲いており、しばらくの間、見惚れていました。

キャンプ二日目の昼食タイム

森林セラピーロードを散歩後、撤収に追われる他のキャンパーを眺めながらコーヒータイム。
ハイシーズンのチェックアウトは11時なので、キャンプ場内は慌ただしくなってます。

11時過ぎ、キャンプサイトCのキャンパーは全員撤収し、貸し切り状態です。キャンプサイトA・Cには数組のキャンパーが残ってますが、チェックインの13時までは静かなキャンプが楽しめます。

2日目の昼食は、茹でてソースをかけるだけの簡単料理です。

パスタを茹で、「あえるパスタソース たらこ」をかけて“たらこパスタ”の完成です。たらこは、いろいろなパスタソースの中でも家族から一番人気の味です。

神石高原ティアガルデンで遊びと体験を満喫

神石高原ティアガルデンは自然体験型のテーマパークで、キャンプ場のほか、牧場や芝生広場、ツリーハウス、水辺の広場などを有しています。各施設の利用には入園券が必要です。キャンプ場の利用者はチェックイン時にサイト使用料+入園料を支払っているので、各施設が利用できます。

芝生広場です。芝生広場を中心に、牧場、ツリーデッキ、すべり台といった施設があります。
子供達が元気よく駆け回ったり、ボール遊びをしています。

牧場には牛がいます。牛さんはのんびり…
たまにモォォ〜と大きな声で鳴く牛さんに、子供は興味津々です。

神石高原ティアガルデンのヤギさんは、人に慣れているのですぐに近寄ってくるそうです。
200円でやぎさんのエサやり体験もできます。

芝生広場には、汽車が展示されています。汽車は、4人組バンド「SEKAI NO OWARI」が2016年に開催した全国ツアー「The Dinner」において、セットとして使用されたそうです。

芝生広場でシンボル的な存在感を放つツリーデッキ。
廃校になった学校の廃材を利用して作られたそうで、ツリーデッキとツリーハウスが吊り橋でつながっています。

ツリーデッキで遊んだ後、すべり台横の芝生でゴロゴロしていた子供。
毛虫に似た草(エノコログサ?)が気になるようで、植物採取をはじめちゃいました。

芝生広場にはソフトクリームショップ「ムームーカフェ」があり、牧場にいる牛から採れた牛乳を使ったソフトクリームを売っています。
今回は、ムームーカフェでキャラメルソフトをいただきました。

二日目の夕食は“芋炊き”

芝生広場で遊んだ後、シャワーを浴びて夕食の準備です。

夕食のメニューは“芋炊き”、そして〆に“うどん”です。
芋炊きとは愛媛県の郷土料理で、里芋メインの煮物のことです。

キャンプ場で里芋の皮を剥くのは大変なので、今回も冷凍の里芋を使用しました。
里芋を冷凍したままクーラーボックスに入れておくと、2日目の昼頃には自然に解凍できてます。

芋炊きのたれに、里芋、鶏肉、油揚げ、白ネギ、ニンジン等を鍋に入れ、煮込みます。

鍋に火をかけて15分ほどで芋炊きの完成です。
9月中旬の神石高原ティアガルテンの夜は肌寒いです。
芋炊きを食べて、からだがぽっかぽかになりました。

神石高原ティアガルテンは標高約700mに位置するキャンプ場ですので、天体観測に適してると思います。若干、空に雲がかかってましたが、夜空一面の星空とお月さまを眺めることができました。

今回の神石高原ティアガルテンでのキャンプは、森林セラピーロードを散歩したり、芝生広場で子供と遊んだり、動物と触れあったり、星空に感動したりと、親子で自然を満喫できました。

神石高原ティアガルテンは、さまざまアクティビティ(体験プログラム)があったり、新たに天竺サイトができたりと、リピートしたいキャンプ場の一つです。また機会があれば、行ってみたいです。