スノーピークおち仁淀川 2泊3日の真夏の川遊び

2020年7月のある日、高知県にあるキャンプ場「スノーピークおち仁淀川」に行きました。
このキャンプ場、以前から注目していたのですが、予約しようにも夏休みの土日はほぼ満室状態。
なかなか予約できませんでした。

キャンプ予定日は7月中旬。
四国は梅雨明け直前で、キャンプ当日の天気予報は見るたびにコロコロ変わっています。
もしかしたら、キャンセルする人がいるのではと思い、予約サイトを数時間おきに見ていると、どんどん空室ができてる~

キャンプ予定日の直前まで天気を見極め、悪くても曇りを確信したタイミングで、スノーピークおち仁淀川を予約したのです。

スノーピークおち仁淀川に出発

高知県高岡郡のスノーピークおち仁淀川へは、高知自動車道からもアクセスすることができます。
高知自動車道の伊野ICを降り、高知西バイパスへ。そこから国道194号線へ入り、四国三大河川の一つ「仁淀川」沿いを車で走ること30分、スノーピークおち仁淀川に到達です。

また、愛媛県西条市側からは国道194号線を、愛媛県久万高原町側からは国道33号線と国道439号線を経由することでスノーピークおち仁淀川にアクセスできます。

国道194号線を利用する場合、高知県道18号線を約7kmほど走ることになりますが、この区間は運転に気を付けたほうがいいです。スノーピークおち仁淀川の前を走る道路、これが高知県道18号線ですが、この道路の一部が1車線の区間となっています。見通しの悪い区間もあり、対向車との離合に苦労することもあるので、急がず・焦らず・ゆとりを持った運転を心掛けてください。

スノーピークおち仁淀川は道路沿いにあるので、すぐに見つけることができます。
キャンプ場の入口は少々わかりずらいですが、黒と白のツートンカラーの看板「おち仁淀川キャンプフィールド」を目印にするとよいでしょう。

管理棟(キャンプの受付)


キャンプ場入口のスロープを降りたところに駐車場と管理棟があります。
チェックインする際は、この管理棟前の駐車場に車を一旦止め、キャンプの受付を行います。チェックインの手続き完了後、キャンプフィールド内への車の乗り入れ、もしくはサイト専用駐車場の利用が可能です。

管理棟内にはアウトドアブランド「スノーピーク」の直営店も併設されており、この直営店の中にレジも兼ねた受付が設置されています。

キャンプ場の施設紹介

スノーピークおち仁淀川には、オート区画サイト、オートフリーサイト、モバイルハウス「住箱-JYUBAKO-」があります。

オート区画サイトは全22区画あり、キャンプ場中央に位置する区画サイトA、比較的風の影響を受けにくい山側の区画Bサイト、川沿いに位置する区画Dサイトに分けられています。
区画内に車1台と、テントもしくはタープ2張まで使用可能です。


オートフリーサイトは、テントもしくはタープ2張まで使用可能ですが、サイト内への車の乗り入れは不可となっています。


モバイルハウス「住箱-JYUBAKO-」は、新国立競技場の設計で有名な『隈研吾』さんとスノーピークが共同開発したトレーラーハウスで、木を使った癒しの空間となっています。


管理棟では、スノーピーク直営店や売店のほか、キャンプ宿泊やラフティングの受付も行われています。


管理棟横に併設するサニタリー棟には、ゴミステーション、シャワー室、トイレ、コインロッカー、炊事棟、灰捨て場といった設備が。


キャンプフィールドの中央に位置するサニタリー棟には、トイレと炊事棟が設置されています。
なお、トイレ・炊事場ではお湯の使用が可能です。


サニタリー棟の流し台の裏側にコンセントがあり、スマホ等の充電ができるようになっています。

オート区画サイトにテント設営


今回は、キャンプ場中央に位置する区画サイトAを予約。
キャンプフィールド中央のサニタリー棟に近いサイトがあてがわれました。


ミニバンに満載した2泊3日分のキャンプ道具。
炎天下の中、スノーピークおち仁淀川で地獄のテント設営がスタートするのです。


時折、ウォータージャグに入れた麦茶で水分補給を取りながら、1時間30分程度でテント設営&サイト構築が完了。

テント設営後に缶ビールを一杯。至福のひと時です。
クーラーボックスを開けるなり、「まずは一杯」とついつい飲んでしまうのです。

前日からの宿泊客も数組いますが、キャンプフィールドは半分以上空いています。
1週間前は満室だったのが、天候不順でかなりのキャンパーが予約キャンセルしたようです。

仁淀川で川遊び

スノーピークおち仁淀川の目の前には、日本一の清流「仁淀川」が流れています。
テント設営で火照った体を冷やすべく、水着に着替えて仁淀川での川遊びに向かうのです。


管理棟と住箱(-JYUBAKO-)の間にあるスロープから仁淀川の河原にアクセスできます。
キャンプ場の目の前は仁淀川なのですが、河原の幅は約60m。
河原を横切り、水辺までたどり着くのに、少々時間を要します。


仁淀川では多くの家族連れやグループが水遊びを楽しんでいます。
泳いだり、シュノーケリングしたり、ボートに乗って対岸に渡ったり、水生生物の観察をしたり…

仁淀川で安全に遊ぶためにライフジャケットは必須アイテムです。
浅くても流れが速いところもがあるので、子供はもちろん、大人もライフジャケットの着用は強く推奨します。

ライフジャケットを着用し、「流れに身を任せて浮かんでいるだけでも気持ちいい!」のでおすすめします。


仁淀川の自然を堪能した後は、管理棟横に併設されているシャワーで体を清めます。
シャワー室には、ヘアドライヤーやエアコン、洗濯機まで設置されており、ホテル並みです。

1日目の夕食

夕食はキャンプの定番「焼肉(バーベキュー)」。


アウトドア最強火力のイワタニのカセットコンロ「カセットフーボ EX」を焼肉に使います。
風に強いので、キャンプでの調理に大活躍のアイテムです。


焼肉用のお肉に、ウインナー、ホタテ貝、キャベツに玉ねぎと、下準備は自宅で行いました。
お肉のトレイはかさばるので、自宅でタッパーに詰め込み、キャンプ場に持ち込んでいます。
初日の夕食は、毎回、材料をクーラーボックスから出して焼くだけです。


カセットコンロに鉄鋳物製の焼肉グリルをセットし、焼肉を楽しみます。
水受け皿に余分な脂が落ちるので、お肉がおいしくヘルシーに焼きあがります。
煙も出にくいので、テントのリビングルーム内での焼肉には最適です。

2日目の朝食


毎回、ほとんど残ってない食事メニューの写真。
今回は何故か、複数枚残ってました。
前回まではキャンプの初心者ということもあり、写真を撮る余裕すらなかったのでしょう。

朝食メニューは、レーズンバターロールパン、野菜サラダ、卵焼きにウインナー。


朝食後、やかんで湯を沸かし、ドリップコーヒーを楽しみます。
お湯を注ぐだけで簡単に淹れられるドリップコーヒーは手軽なので、キャンプで重宝しています。


朝食後、キャンプの撤収をはじめる大人たち。
子供らはトンボを追いかけまわしたり、木の幹にいる虫たちを観察したりと、勤しんでいます。

我々は撤収する人々を観察しながら、ドリップコーヒーを嗜むのです。

2日目の昼食は焼きそば


カセットコンロに鉄板焼プレートをのせ、昼食の焼きそばを調理します。
イアワタニの鉄板焼プレートはフッ素コーティングされているので、鉄板にくっつくことはありません。サッと洗うだけで汚れが取れるので便利です。


焼きそばは、キャンプの食事の定番レシピ。
簡単で屋外でも調理しやすく、キャンプにはおすすめの料理です。

仁淀川の生き物たち


昨日とは姿が変わった仁淀川。
週初めの大雨の影響で落ち葉や流木が川底に沈み、昨日は淀んでいた水面。
本日は透明度も高く、本来の仁淀川に戻りつつあります。


仁淀川の透き通った水は透明度も高いです。
多くの魚が棲んでおり、浅瀬から観察するのも楽しい~。
防水カメラを使用すれば、水中撮影も楽しめちゃいます♪


子供が突然、メダカが泳いでる!っ叫ぶ。
よく見てみると、メダカではありませんでした。
鮎の稚魚のようです。

最後の晩餐はお好み焼き

川遊びを堪能した後は、夕食タイム。。
2日目の夕食メニューはお好み焼き、広島風です。


まず生地を丸くクレープ状に焼き、豚バラ、キャベツ、揚げ玉などをのせて焼きます。


生地が焼けたら裏返し、焼きそば麵を水でほぐして蒸し焼きにします。
鉄板プレートの空いたスペースに卵を割り入れ、お好み焼きを卵の上にのせて出来上がり。


お好み焼きの表面にソースを塗り、好みに応じて青のり、かつお節、マヨネーズ等をトッピングして完成。焼き立てお好み焼きを食べながら、キンキンに冷えたビールを飲むのが最高です。


夕食後、スノーピークおち仁淀川の周辺を散策して過ごします。
撤収前夜の残りわずかな時間を家族で楽しみながら…