高知県の大豊町にあるキャンプ場「ゆとりすとパークおおとよ」は標高750mに位置しており、オートキャンプ場の他、色とりどりの花や遊具、眺望、コテージなどが満載です。また、標高777mから望む四国山脈とダイナミックな雲海が有名です。
この「ゆとりすとパークおおとよ」で2021年の8月、2泊3日の夏休みキャンプを計画しました。
ところが、夏休みキャンプの1週間前、台風が発生。
キャンプ数日前の天気予報では、最終日に四国に最接近するとのこと。
天気予報では、キャンプ2日目の午前中までは晴れ。
それ以降は天気予報がコロコロ変わるので、キャンプ2日目以降の天候次第で、2日目撤退か、3日目決行かを判断することに。
今回、テント泊 or 車中泊か、かなり悩みましたが、台風が接近するということで車中泊を選択しました
そしてキャンプ当日、タープと車中泊用のマットを積み込み、「ゆとりすとパークおおとよ」に向かって出発sしたのです。
キャンプ場への行き方
「ゆとりすとパークおおとよ」へのアクセスは比較的良好です。
愛媛の方は松山自動車道から、香川の方は高松自動車道から川之江JCTと川之江東JCTを経由し、高知自動車道へ入ります。徳島の方は徳島自動車道から川之江東JCTを経由し、高知自動車道へ入ります。そして、大豊ICで降りてください。
高知や徳島南部にお住いの方は、高知自動車道または国道32号線からアクセスすることもできます。
大豊ICから国道439号線を経由し、国道32号線へ。
国道32号線を4km程、南進すると、「ゆとりすとパークおおとよ」の案内標識があります。
穴内川を横断し、梶ヶ森スカイラインを走ること5km、「ゆすりとパークおおとよ」の駐車場に到着です。
施設案内
「ゆとりすとパークおおとよ」のオートキャンプ場は、広場を真ん中に円を描くようにサイトが並んでいます。円の外側はAサイトで全21区画、円の内側はBサイト 11区画とログハウス3棟があります。サイト全32区画の内、10区画はペット同伴可能です。さらにサイトの上にコテージが7棟あります。
段々状にキャンプサイトがレイアウトされているので、両隣のサイト区画はほとんど伺うことができず、プライベート感が保たれています。
但し、屋根がないので、雨の時は使いにくいです。
2口コンセント×2個付きです。
電源ボックスはキャンプサイトの隅に設置されているので、延長コードは必須です。
今回、管理人は10mの延長コードを持参しましたが、長さがぎりぎりでした。
流し台と調理台があるので、荒天時にも便利です。
トイレ、シャワー室、及びコインランドリーがあります。
燃えるゴミ、缶、ビン、ペットボトルを分別して処分できます。
タープ設営
「ゆとりすとパークおおとよ」には、さまざまなキャンプスタイルの方々が訪れてました。
軽トラにログハウスを乗せた軽トラキャンパーに、キャブコン、そして管理人の車中泊キャンパー等々。
テーブルに椅子に、キャンプ道具の入ったコンテナを配置して、サイトの完成です。
掛かった時間は1時間未満。
車中泊キャンプは、テント設営が不要なので簡単です。
但し、夏の車中泊、快適に寝れるかどうかは別です。
燻製作りに初挑戦
そのアイテムは、SATO(新富士バーナー)の折りたたみ式スモーカー「お手軽香房」。
今回、このお手軽香房(燻製器)を使って、燻製に挑戦してみました。
あらかじめ卵はつけダレに一晩漬け込んでいます。
燻製器には蓋が付いているので、多少の雨でも大丈夫のようです。
何度か燻製器の中を確認しましたが、スモークウッドの煙は消えてませんでした。
燻製チーズには、溶けている物がありました。
燻製のために数種類のチーズを準備したのですが、溶けやすいチーズもあるみたいです。
1日目のキャンプ夕食
炊飯時にメスティンの蓋が浮くので、重し代わりにやかんを蓋の上に置きます。
まだ慣れていませんが、見た目はきれいに炊飯できてました。
この白米を使って、おにぎりを作ります。
管理人は焼肉以外でもいいのですが、嫁と子供は「焼肉がいい!」
恐妻家ではないですが、嫁には逆らえません(泣)
燻製卵と燻製チーズは、酒のつまみで美味しくいただきました。
おいおい、嫁と子供、燻製食べ過ぎだよ!
あっという間に燻製卵と燻製チーズが無くなりましたと(悲)
真夏の車中泊
いよいよ就寝タイムです。
車内で寝れるか心配していたのですが、比較的快適に就寝することができました。
夕方の降雨で気温が少し下がった影響でしょうか、それほど蒸し暑くなく、コードレス式扇風機のみで朝まで熟睡してた管理人なのです。
車中伯においては扇風機が必須ですね。
2日目朝食の定番ホットサンド
具材はハムとキャベツに、スライスチーズ。
ホットサンドメーカー。
最初は冷えているんですよね。
ホットサンドの2枚目以降は、1枚目と同じ時間焼くと焦げちゃうんですよね。
だからホットサンドの2枚目以降は、焼き時間や火の強さを調整しないといけないんです。
うんかい(雲海)デッキ
「ゆとりすとパークおおとよ」では、早朝に雲海が発生することがあります。
雲海の発生率が高いのは秋から初冬だそうで、気象条件が合えば運良く見ることができるそうです。
今は8月。
しかも、キャンプ場周辺は霧が発生しています。
果たして雲海はみられるのでしょうか。
午前8時半、「ゆとりすとパークおおとよ」内にある“うんかいデッキ”に向かいました。
うんかいデッキは標高777mにあり、360度のパノラマで雲海や星空を眺めることができます。
キャンプサイトから徒歩数分、うんかいデッキに到着です。
うんかいデッキ周辺は真っ白です。
立ち込める霧でね。
残念ながら周りの景色も見えません。
1時間後の午前9時30。
霧が晴れました。
そのとき、周りのキャンパーから
「雲海が発生してるらしい。見に行こう!」
との声が。
管理人も家族を引き連れ、うんかいデッキに向かいました。
自然の壮大な美しさに圧倒されました。
ゆとりすとパークおおとよ園内
午前中、「ゆとりすとパークおおとよ」園内を散策しました。
ゆとりすとハウスには、ジビエ料理などオリジナル料理が楽しめるレストランと、大豊町の名産品が揃った売店があります。
大人も子供も一緒に楽しむことができます。
昼食は豆腐ドーナツ
キャンプでたこ焼きを楽しむためにゲットしたたこ焼き器。
今回は、たこ焼き器を使って豆腐ドーナツを作ります。
これらを混ぜて、ボール状に丸め、たこ焼き器で揚げ焼きします。
白玉団子を食べているかのような触感で、もちもちです。
早めの夕食作り、そしてキャンプ撤退
キャンプ2日目の午後、天気予報を確認していると、夕方から降雨。
台風の影響で明日の午前中は強雨で風強し。
夕方から降雨なので早めに夕食の準備をはじめ、15時過ぎには料理が完成。
メニューは鯛のアクアパッツァに、ちぎり豆腐とアボカドのおつまみサラダ、きゅうりとツナのサラダ、おにぎりです。
車内の空いた空間にキャンプ道具を何とか積み込み、降雨対策は万全。
テントサイトに残っているのは、キャンプ道具を収納する2個のボックスと、調理済みの夕食のみ。
ボックスをテーブル代わりに晩餐を楽しむ計画だったのですが、天気予報より早めの降雨で、その計画は打ち砕かれたのです。
「台風の中での車中泊もいいかも」と気楽に考えてた管理人。
台風こそ直撃はしないものの、雨と強風の影響は避けられない!
安全優先ということで、「ゆとりすとパークおおとよ」での2泊3日のキャンプを1泊2日で切り上げたのです。