【雨キャンプ】撤収を楽にする5つのポイントと方法

高松地方気象台のデータによると、四国地方の日降水量1mm以上の年間日数は100日前後です。
つまり、1年の内、3割が雨という計算になります。言い換えれば、キャンプを計画しても、10回に3回は雨が降るということです。

雨キャンプ
キャンプで雨が降って問題となるのは、テント設営時と撤収時です。特に雨キャンプの撤収時は思うように作業が進まなかったり、キャンプ道具を濡らさないようテントの中で片づけたり、降水量によっては一時的に撤収作業を中断したりと、普段のキャンプの撤収よりも時間が掛かり、疲れるものです。

雨が降らないことを確認してキャンプを決行しても、天候が変動し、撤収日に雨が降ることも。
梅雨シーズンや台風シーズンは天候が変動しやすく、天気予報を見るたびに降水確率が変わることも珍しくありません。天気予報の精度は昔と比べて格段に上がりましたが、それでも100回に15回は外れます。

キャンプを楽しむ以上、雨を避けては通れません。このページでは、雨天時のキャンプ撤収を効率よく、且つ、楽にする5つのポイントと方法をご紹介します。

雨雲レーダーで雨雲の動きをチェックする

雨の降り始めや降水量を予測するスマホアプリ「雨雲レーダー」を知っていますか?

このアプリをスマホに入れておけば、何分後からどのぐらいの量の雨が、いつまで続くかを5分単位で予測でき、15時間先まで詳しく確認できます。

雨キャンプでスマホアプリを活用
雨キャンプの際は、この雨雲レーダーが役立ちます。
いつから雨が降るのか、いつまで雨が続くのか、降水量は?といった情報を、撤収日前日に確認しておけば、撤収のタイミングを計るのに便利です。

  • 撤収日に雨が降る可能性があれば、前日に不要なキャンプ道具を片付けておく
  • チェックアウト時間帯に雨が降る場合、撤収時間を早める
  • 雨が止む、または少雨になる時間帯を見計らって、撤収作業を開始する

雨雲レーダーを利用すると、上記のような判断が可能となります。
雨が降る中での撤収は何より大変です。雨雲レーダーを活用し、雨が止んでいる時間帯、少雨の時間帯を狙って、撤収作業を始めてくださいね。

前日に不要なキャンプ道具を片付ける

雨雲レーダーや天気予報で撤収日の降雨が予想される場合、前日に不要なキャンプ道具を片付けておくと楽です。

  • 洗濯物は全て取込み、物干しポール等は片付ける
  • 洗った食器を乾燥させるドライネットは片付ける
  • 洗った食器類は布巾で拭き、乾燥後、片付ける
  • テーブルや椅子(チェア)は折り畳み、車に積む
  • 使わないキャンプ道具や、道具を収納したボックス類も車に積む
  • テント内で撤収作業が可能で、且つ、タープが濡れていない場合は、タープを片付ける
  • 焚火台やバーベキュー台は、完全に火が消えた&冷えたのを確認後、灰を処分し、片付ける

前日にキャンプ道具を片づける
上記のようなキャンプ道具を前日に片付けておくと、雨キャンプでの撤収作業が楽になります。

前日にテントのペグや、テントロープを外しておくといった方法は、やらない方が無難です。
天候が急に悪化し、強雨になったり、風が強くなった場合にテントが飛ばされたり、倒壊する恐れがありますからね。

レイトチェックアウトを利用する

レイトチェックアウトとは、規定の時間よりも遅くチェックアウトすることです。
通常、有料キャンプ場においては11時とか12時までのチェックアウトが大半です。しかし、レイトチェックアウトを利用した場合、16時とか17時とかにチェックアウト時刻が延長されます。

但し、レイトチェックアウトが可能でも、常に利用できるとは限りません。
撤収日当日に他のキャンパーの予約が入っている場合で、且つ、サイト(区画)指定の場合、レイトチェックアウトの利用は難しいかと思います。また、予約時にレイトチェックアウトの申し込みが必要だったりするケースもあります。

撤収日当日のサイト空き状況によっては利用できることもありますので、まずは受付でスタッフに相談してみてください。なお、レイトチェックアウトの利用には、追加料金の支払いが必要です。

レイトチェックアウトが可能なら、テントやタープ等を乾かしてから撤収してください。

但し、レイトチェックアウトのメリットが受けられるのは、昼前までに雨が止んで、晴れる場合のみです。1日中雨の場合や、午後から雨が止む場合、この方法は適切ではありません。

強風や豪雨の影響でチェックアウトに間に合わない場合、撤収時間をずらす目的でレイトチェックアウトを使用するのも有りです。風が弱まってから、少雨になってから撤収作業を再開するのです。

強風や豪雨の見込みがある場合、キャンプ自体を中止する、1日前倒しで撤収するといった勇気も必要です。雨キャンプは無理をすると危険なこともありますからね。

特大のポリ袋(ビニール袋)を用意しておく

雨キャンプは、テントやタープが濡れることを前提に行う必要があります。

キャンプ撤収時、サイトに車を横付けし、雨に濡れないようキャンプ道具を積み込んでも、テントやタープは最後まで残ってしまいます。運よく雨が上がったとしても、チェックアウトまでにテントを乾かすことは難しいでしょう。

チェックアウト時間のない無料キャンプ場を利用したとしても、夕方までにテントが完全に乾く保障はありません。昼から降水確率が下がっても、晴れるとは限らないからです。

必然的にテント・タープは車に積み込み、持って帰らないといけません。
濡れたものを車内に積み込んだら、後々、さまざまなトラブルになることがあります。
カビの温床となったり、嫌な臭いが残ったりと…

では、濡れたテントや乾いていないタープはどうやって持って帰ったらいいのでしょうか?

キャンプの際、管理人は特大のポリ袋(ビニール袋)を複数枚用意しています。
テントの大きさにもよりますが、90L以上のポリ袋が数枚あれば事足りるかと思います。
濡れたテントやポール、ロープはポリ袋に放り込み、口を縛って車内に放り込むのです。

この方法で車内は濡れることなく、また汚れることなくテントを持ち帰れるのです。
テント以外にも汚れたキャンプ道具などを気兼ねなく車内に積み込めるので、キャンプの際には特大のポリ袋を準備しておくことをおすすめします。

レインコートを用意しておく

雨が止まない場合は、諦めて撤収するしかありません。
車をサイトに横付けしてキャンプ道具を片付けられたとしても、最後に残るテントやタープは雨に濡れながら片づけるしかありません。

雨キャンプはレインコートを準備
夏場なら雨に濡れならがら片づけるのも有りかもしれませんが、夏前や気温が低い時期は身体が冷えてしまいます。テントの片づけは両手を使うことが多いため、傘を片手に持ったままの作業はほとんどできないかと思います。

こういう時に役に立つのがレインコート(レインウェア)です。
雨キャンプにおいてレインコートは必需品です。テント設営や撤収、キャンプ道具の搬出など、雨に濡れやすい作業時はレインコードで身体をしっかりとガードし、両手を使ってテキパキと進めてくださいね。

まとめ

いかがでしたか?

今回は、雨キャンプ時の撤収を楽にする5つのポイントと方法をご紹介しました。
ちょっとした準備や、スマホアプリを活用することで、雨天時の撤収は楽になります。

雨キャンプの撤収時には、ぜひ参考にしてくださいね。

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